「いつの日か良いことが起きて、自分は成功するんだ。」
そう心のどこかで考えている人は多いと思います。
しかし、残念ながらそんな日は来る事なく人生の終末がやってきます。
一方で、若いうちから自分のやりたいことを楽しそうにやって、どんどん成功していく人も多くいます。
両者の違いは何でしょうか？
それは、「行動をするか、しないか」の違いです。
自分は何もしてないけど、勝手に良くなっていくなんてことはあり得ません。
残念ながら今も昔も、行動した人だけが成功という果実を手に入れられるのです。
行動というと幅広い意味になりますが、今回は住む場所にスポットライトを当てて、成功する人の考え方を書いていきます。
成功する人は環境に投資する
成功する人は、何よりも自身の環境に投資します。
この理由は、人は周囲の環境に強く影響を受ける生き物だからです。
社長の友達は、社長であることが多いです。
ヤンキーの友達は、ヤンキーであることが多いです。
お金を稼げる人の周りには、お金を稼いでいる人が多く集まります。
人は自然と、同じレベル感の人と群れていきます。
もし自分を変えたいと思うのなら、今のコミュニティに居続けては変化することが出来ません。
なぜなら、人の意志の力はとても弱いものだからです。
どんなに「明日から仕事を頑張ろう」と思って決意を新たにしても、１週間もすればその気持ちは薄れて元の生活に戻ってしまうことは、多くの人が経験のあることだと思います。
意志の力ではなく「習慣の力」こそが最も強く変化を起こせることを、成功する人は知っています。
三日坊主になるのも、意志の力に依存しているからですね。
成功する人は住む場所にこだわる
成功する人は習慣の力の強さを知り、良い習慣を取り入れることで、意志の力では継続できない成功のプロセスを積み重ねていきます。
その一つが住む場所にこだわることです。
住環境は気づかない間に、自分自身の行動やライフスタイルに大きな影響を与えています。
ここでいう「こだわる」とは、きれいな広い家という意味ではなく、「人生戦略を達成するための手段」としての意味です。
２０代会社員の例をあげます。
特に２０代の人なら家は会社の近くに借りるのが良いでしょう。
人生の中でも貴重な２０代の時間を無駄につかうのは、非常にもったいないことです。
僕が考える無駄な時間というのは、通勤時間なので極力なくせるよう会社の近くに部屋を借りる戦略をとります。
関連記事：通勤という人生の無駄をやめて、自分の人生を生きよう【職住近接をおすすめする理由】
職場の近くだと都心部になることが多いので、部屋は築古のアパートや、せまいワンルームになってしまうでしょう。
その割に家賃も郊外にくらべて高いので、毎月の金銭負担も大きくなります。
それらのデメリットを差し引いても得られるであろう、「時間」というメリットが大きいのです。
こういった考え方は、休みの日は仕事のことは忘れて、オンオフ切り替えたいと考える人にとっては、理解できないことだと思います。
職場の近くに住んでいたら、休日でも仕事のことを思い出していまいますよね。
しかし、仕事が楽しくてやっている人や、成果を出していく人は全く逆の考え方をします。
四六時中仕事のことを考えて、よりよく出来るようになるには何を改善すればよいか考え続けています。
徹底して仕事に集中できる環境を手に入れるために、自ら職場の近くに住むのです。
世の中の多くの成功者は、休日を充実させるために仕事をしているのではありません。
理想の人生を実現するために、戦略的に仕事をしているのです。
関連記事：【デメリット？！】職場から近いとオンオフの切り替えができないことについて
住む場所を変えれば、強制的に習慣を変えることが出来ます。
長期的にみると住む場所は人生に大きな影響を与える
では会社の近くに住んだからといってすぐに収入が増えるかといったら、それはほぼ間違いなく増えないでしょう。
しかし、すぐには増えませんが将来的に増えていく可能性は高くなります。
高い家賃を払っていれば、高い家賃が払えるように稼いでいくようになります。
人は今いる環境に慣れていきます。
環境の力は非常に強く、自分の意思では自分を変えることが出来ません。
お金がなければ、ないなりの生活を続けられます。
郊外の家賃が安い家に住んでいれば、収入が少なくても生活が出来てしまうので、（変えたいと思っていても）そこからはなかなか変化できないのです。
本当に変えたければ、環境を変える必要があります。
環境を変えるために、自分の望むライフスタイルができる場所へ住む場所を変えましょう。
まずは自分の理想のライフスタイルを考えるところからですね！
現状の生活水準で生活を決めているとずっと変わらない
皆さんは家を決めるとき何を基準にして決めていますか？
多くの人は価格だと思います。
月の手取りが２５万円だから、収入の３０％くらいが家賃と言われているので、７.５万円あたりの部屋にしようと考えます。
「７.５万円だと都心部では予算が少ないから少し郊外に出て広めの部屋や、新しい綺麗な部屋から見つけよう。」
こう考えます。
一方成長する人は、ここに３万円足して職場の近くに部屋を借ります。
１０万ちょっとの予算があれば、東京の都心部でも部屋を借りることが出来ます。
手取りが２５万円だとしたら、家賃負担は収入の４２％になるので、他の面で節約が必要になるでしょう。
それでもその３万円で得られるメリットは非常に大きいので、投資として支払います。
好きな場所に住むことができるし、通勤時間も大幅に減らせます。
朝の満員電車に乗る必要もなくなります。（メリットについて詳しくは関連記事を参照ください。）
関連記事：【成功の法則】仕事を頑張る人ほど「職住近接」はメリットしかない！
このように普通の人なら自分の収入から住む場所を決めますが、成功する人は「自己投資としての戦略」を考えて住む場所を決めます。
誰もが我慢をしながら、毎朝満員電車に乗って通勤しています。
その理由は、会社（雇用主）が決めた定時までに出社しなければならないからです。
毎日遅刻ばかりしていたら、クビにはならないかもしれませんが、職場で冷遇されてしまいますよね。
そんな満員電車ですが、車内の空気を感じてもらえれば分かりますが、「負のオーラ」で満たされてます。
朝から知らない人と押し合って身動きが取れない状態だったり、人の迷惑な行動を目撃したりしていたら、当然気持ちは下がります。
会社に行きたくないという気持ちや、何かにイライラした気持ちによる「ため息」で車内は溢れています。
そのような空間で毎日長時間過ごしていると、不思議なことに人は慣れてきて何も感じなくなります。
しかしこれは当然良いことでなく、ストレスは確実に蓄積しているので限界を迎えると心や体に異変が起きます。
長年務めている会社員が、どんなに会社から理不尽な要求をされても答えられるのは、何も感じないように訓練されているからです。
はっきりいって、この状態は心が壊れています。
会社から理不尽なことを言われたら、理不尽だと戦わなければならないし、自分が嫌だと感じることから避けられるよう努力しなければなりません。
自分の人生は、自分のものなので当然のことです。
しかし、そんな当然なことが判断できなくなるほどに、毎日の満員電車での通勤という習慣は恐ろしい力を持っています。
まるでストレスに対して、何も感じなくなるよう訓練される場所であるかのように、今日も会社員の輸送を続けています。
まとめ：自分の人生戦略に基づいて住む場所を決めよう！
人は周囲の環境に大きく影響をうけます。
- 自分がイメージしている理想の自分ならどういったところで生活をしているか？
- そのためにどう行動しているか？
- その理想を叶えるのを待つ必要があるのか？
ということを考えて住む場所を決めていけば、成功する人のマインドになります。
人は環境に支配されてしまうからこそ、環境を変えることをきらいます。
しかし気持ちだけ変えても環境の力が強いので、結局は元の自分の場所に戻ってきてしまいます。
「住む場所を変える」のような、強制的に環境が変わる仕組みがなければ人は変わりません。
自分への投資として、住む場所にも投資してみてはいかがでしょうか。
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