こんにちは。まんぼうです。
久しぶりのブログ更新となりました。
その理由はタイトルの通りです。
引越しをして実家に戻ったので、生活が安定するまで休憩していました。
色々と事情があり、シティーボーイとして東京で独身貴族を謳歌していましたが、この度30歳を過ぎて地方の実家へ戻ってきました。
めでたく「子供部屋おじさん」の仲間入りです。
ますます結婚が遠のきましたね。。。
この先不安ですが数ヶ月考えた結果のことなので、まずは現状について書いておきます。
今回の記事は、今後同じように30歳を過ぎてから実家へ戻る人の参考になればいいなと思います。
実家に戻った理由
今回実家に戻った理由は、父に病気が見つかり余命宣告をされたことで、最後に一緒に居られる時間を作ろうと思ったからです。
父の病気のことは昨年末に母からはじめて聞かされました。
がんが身体中に転移していて、抗がん剤治療をしながらでもあと1年半くらいが寿命とのこと。
ショックでしたが、その時は「来る時がきたな」と思うくらいでした。
年末に帰省して会いに行こうと考えていましたが、コロナの影響で東京から帰省することができなくなりました。
(今コロナを実家に持ち帰ったら、大変なことになるので今年は自重しようとなりました。)
こんな調子でいたら、ほとんど顔を合わせることなく会えなくなってしまうんじゃない?
残りの時間が何となく分かっているのに、会わないのももどかしいのでどうにかならないか考えていました。
何かできることはないかと考えていながらも、コロナの影響や仕事の忙しさを理由に、具体的な行動は後回しにしてきました。
しかし今年の4月、今度は急に祖母の訃報が届きました。
祖母は学生時代ずっと居候させてもらっていたので、僕にとっては第二の親でした。
以前から体調がすぐれないとは聞いていて、ちょこちょこ施設へお見舞いに行ってましたが、まさかこんな日がくるとはという感じで全然実感がなかったのを覚えています。
亡くなる3日前もお見舞いに行ってました。
いつでも会いに行ける存在だった祖母が急に亡くなって、ついさっき話していたのに、人ってこんな急にいなくなるんだと思いました。
こんなにあっけなく会いたい人に会えなくなるなら、「今自分がやりたいと思うことをやろう」とこの時本気で思いました。
人ってやろうと本気で思っていることはすぐにする生き物なんですね。
そこからの行動は早かったです。
「実家に戻って親と過ごす時間を作りたい」というやりたいことが決まり、今無事実家に戻ってきました。
やりたいことってみんな心の中にあると思いますが、本当にやりたいことはもうすでにやっていることで、やっていないならそれは別に本当にやりたい訳ではないんだと今回強く感じました。
仕事のこと
今の職場はコロナ騒ぎの中でも、ほぼ在宅勤務はしておらず毎日出社しています。
関連記事:【究極の職住近接】リモートワークをしたい会社員が今後のリモートワークの普及について考えてみた
このまま仕事を続けていくと、ずっと両親に会うことなく時間が過ぎてしまいます。
ちょうど昨年末から、会社員でなく自営業で仕事ができないか考えていたので、いいタイミングかなと思い会社に辞めることを相談しました。
結果なんやかんやあり、在宅勤務のまま今の会社で仕事を続けることになりました。
このなんやかんやは後日また詳しく書いていきます。
【書きました】:在宅勤務がしたいと会社と交渉した話【在宅勤務は快適】
在宅勤務ができるようになったことで、東京にいる必要がなくなりました。
そして引越し
親には「会社自体が在宅勤務になって家賃が勿体無いから実家に住まわせてほしい」と言ってます。
(本当は特例扱いで自分だけ在宅勤務になったんですけど。)
心配だから戻ったって言うとなんかプレッシャーを与えてるみたいで、嫌だと思ったので。
親を心配してる息子偉いみたいな感じが嫌というか。その辺は個人の考え方次第だと思います。
5月の連休中には会社との話し合いは終わり、6月から実家へ戻ろうと考えていましたが、この時仕事がピークに忙しく結局6月いっぱいまで通常通り出勤することになりました。
そして引越しの手配も終わり、6月末に実家へ引っ越してきました。
実家に戻った感想
高校生以来の実家なので、何でもかんでもめちゃくちゃ懐かしく感じます。13、4年ぶりかな?
部屋の壁紙が変わっていなくて、だいぶボロボロです。
近所の風景も変わってなくて、通ってた学校もすぐ近くなので毎日学生時代を思い出して、ノスタルジーに浸れます。
実家に戻れば勝手にご飯が出てきて、掃除もしてくれて、お風呂も沸いていて楽だと言われています。
まあ確かにその通りなのですが笑。
しかし今までずっと一人暮らしをしてきたので、家族との生活習慣のズレなどストレスを感じることも多々あります。
実家に戻って約1ヶ月が経過したので、今時点の実家に戻って良かったと感じていること、良くなかったと感じていることを書いていきます。
良かった思うこと
食事は親が作ってくれて、家賃、光熱費もかかりません。
出費は実家に入れる3万円くらいです。
コンビニでアイス買いたいとか、カフェでコーヒー飲むとかそれくらいしかお金を使っていないので、給料が丸々自分のお小遣い状態です。
まだ1ヶ月ですが、実家暮らしは間違いなくお金がたまります。
東京で一人暮らしをしていたらとにかく家賃が高いので、生きているだけでお金がなくなります。
経験に投資する意味では、東京に住むのは非常にオススメです。しかし、蓄財面では圧倒的に実家暮らしは有利だと改めて思い知りました。
月に10万円近く出費が変わります。10万円収入を上げたり、節約するのはすぐにできることではないですが、実家に引越ししただけですぐに達成できます。
仕事が在宅勤務に変わって、日々の疲れがかなり減りました。
仕事内容は出勤して働いていた時と全く変わっていません。
通勤をなくし、会社内での不特定多数の人間関係が減ったことで精神的にかなり楽になりました。
大人数のいるオフィスでは、挨拶したり、雑談したりなど常に気を使っている状態でいるので、そのスイッチを入れなくていい分精神的にかなり楽に仕事ができます。
昼休み中はベットに横になって休憩もできます。
夜も夕飯ギリギリまで仕事ができます。
営業職なので、今まで通り売上や利益の個人予算がありますが、今の所は仕事の成果にも全く問題なく仕事ができています。
一人暮らしの時は、毎回買い物をしてその日の食事を作っていました。
実家だと何かしら食材があり、蓄えの冷凍食品があって、(独立した大人としてどうかと思いながらも)毎食作ってくれます。
自分で買い物したり、料理したりしなくても食事にありつけるのは非常にありがたいです。
外食をしたり贅沢をしなければ、食事にほとんどお金を使わず生きて行くことができますね。
会社終わりに一杯行こうと飲みに行ったり、家が近いからと毎週末に飲みに行くようなことがなくなりました。
地元の友人たちと今まで連絡をとっていなかったので、地元に戻っても誰かに会ったりしていません。(いいことなのかは微妙ですが)
今は快適に思ってますが今後人に会いたいと思った時も、自分から会いたいと思う人に連絡するので、「相手から誘われて気が乗らないけど行くか…」みたいなことは無くなると思います。
良くなかったと感じること
10数年も別々に暮らしてきたから当然あるものだと思いますが、やはり細かい生活習慣の違いが気になります。
例えば洗濯をするにしても、今まではドラム式洗濯機を使って乾燥まで全て行なっていました。
今回実家に使っていたドラム式洗濯機を持ってきて使っているのですが、両親は洗濯するだけで乾燥機は使いません。
理由を聞くと日に当ててしっかり乾かしたいし、電気代がもったいないからと言います。
個人的には乾燥機の方がふっくら乾燥するし、電気代も大した金額ではないと思います。
しかし両親は嫌がり、しかも洗濯物を干すのが大変だからと洗濯をするのは、最近から僕が全てやることになっています。
親が嫌がるから合わせようと、ドラム式洗濯機で洗濯してから外に干して、昼過ぎに取り込んで畳むことをやっていますが、自分の時間単価が〜〜とか考える僕にとっては洗濯物をするにしてもまあまあストレスに感じています。
一人暮らしの時はテレビを持っていなかったので、当然テレビを見ることはありませんでした。
しかし実家は1日中テレビがついています。
テレビは時間の無駄だと思ってますが、なぜ両親はこんなにテレビを見ているのか自分なりに考えてみました。
おそらく暇な時間をつぶすにはちょうどいいからだと思います。
仕事も引退して、毎日やることは家事くらいなので暇な時間が多いです。
趣味がある人は、好きな趣味に時間を使うと思いますが、多くの人はテレビなどの娯楽で暇を潰します。
僕は自分の時間をテレビを見ることに使いたくなかったので、ご飯の後などの空いた時間は、すぐに自分の部屋に戻って好きなことをしています。
物理的に遠いので、友達とは以前のように週1でとかでは会えなくなりました。
会社にも行っていないので、同僚と雑談したり、ご飯を食べに行ったりということもなくなりました。
会社関係については、毎日オンラインでは顔を合わせているので、寂しくは感じていませんが。
むしろこれくらいの距離感でちょうどいいくらいです。
最近はコロナの影響で、元々会うこと自体も出来ていなかったので、一人で過ごすことにも慣れブログを書いたり一人の時間を満喫しています。
都心部と違って、どこに移動するにも車移動になります。最寄りのコンビニやスーパーは歩いていけますが徒歩15分はかかります。
駅まで行こうとすれば車で20分はかかるので、やはり車が必需品になります。
移動時間の長さに関しては、都心なら歩いて行く時間と田舎なら車に乗っている時間であまり時間の長さは変わらないかなと思います。
ただ都心出ようと思うとかなり時間がかかるので、気軽に友達と会える距離ではないと感じています。
仕事は在宅勤務になったので、人に会う機会がほぼなくなりました。この1ヶ月家族以外の人に会って直接会話することがほとんどありませんでした。
スーパーの店員さんや、カフェの店員さんくらいしか言葉を交わしてないです。
独身の人は実家に戻ると、出会いアプリや自ら友人との飲み会に行く人じゃなければ本当に異性との出会いはないと思います。
実家に戻ることの不安
ネットで実家に戻ることへの不安を調べて見ると、
- 仕事の不安(今の仕事より条件の悪い仕事しかない)
- 結婚の不安(出会いがなくなり結婚することができない)
- 生活の不安(娯楽が少なくて退屈そう)
のような不安が多く相談されていました。
確かにこういった不安はあります。
僕も引越しをする前はこう言った点に不安がありました。
仕事は、今までの仕事のまま在宅勤務で続けることができたので、地元の条件が良くない会社で働かなければならないことはありませんでした。
今回は急速に進んだテレワークの実施で、時代の波に乗り今の仕事のまま実家に戻る選択肢が取れました。
今までは、都心を離れる=今までの仕事を辞めるだったのでこれまでとは少し違った実家に戻るパターンだと思います。
今後もっと在宅勤務が普及すれば、僕と同じような選択肢をとって実家に戻ってくる人も増えてくるのは間違いないでしょう。
わざわざ家賃が高い都会に残って住むのは、そこの場所にいて得られる何かにメリットを感じているからになりますからね。
関連記事:【新社会人必見!】若い人ほど都会での職住近接をおすすめする理由|人的資本に投資する
結婚の不安は正直あります。
ただ結婚は自分自身がしたいと思ったときにすればいいと思いますし、今は結婚より家族といたい気持ちなので、しばらくは今の状況でいいかと考えています。
当然ずっとこのままでいいとは思っていないですが…
生活の不安は最初の1週間はありました。休日にやることが何もなくてYouTubeをずっと見てました。
そんな生活も次第に慣れてきて、これまで友達と会っていた時間や、仕事に費やしていた時間がなくなった分、新しいことをする時間になってきました。
始めた新しいことは下記の3つです。
- 本を読むこと
- 紙に今思っていることを書き出すこと
- 朝の散歩
本を読むのって、まとまった時間がないと手につかないことが多かったですが、寝る前30分を読書の時間にしようと決めたことで、毎日の読書が日課になりました。
紙に今思っていることを書き出すのは、頭の中を整理するために始めたことです。
このブログも同じような目的ですが、ブログは人に公開してしまうことに対して、紙に書いたことは公開することはありません。
誰かに見られることがないので、人に言えないことや、ものすごいくだらない愚痴なども書けます。
ストレスに感じていることを紙に書くだけでも心が軽くなるので、やって良かったと持ってます。
最初は朝の1時間を使ってびっしり書いていましたが、最近は10分くらいで10〜15行くらい書いて終えています。
朝の散歩は、外に出る機会が減った今唯一の気分転換と運動になってます。
散歩をしながら近所のラジオ体操している人たちを見たり、野良猫を撫でたり、知らない道を歩いたりすることで日常の閉塞感から解放されます。
日々安定したメンタルでいられるのも、この朝に散歩する習慣があるおかげかと思ってます。
これらの新しいことを始めたおかげで、何もすることがないなと感じることが無くなりました。
むしろ以前より充実している気もします。
自分の人生好きなように生きたい
なんだかんだ書いてきましたが、実家に戻るという行動のきっかけは今年に入って祖母が亡くなったことでした。
あれだけ学生時代お世話になったのに、最後はあまり顔を合わせることができませんでした。
一緒にいてもそんなに話すことはないですが、一緒にいられればそれで良かったかなと思ってます。
過ぎてしまって後悔するくらいなら、まずはあまり考えずやってみたほうがいいと強く感じました。
この後自分が後悔しないためにです。
あの時こうしておけば良かった〜と思いながら今後何十年も過ごすのは、人生の満足度を大きく下げる要因になりますからね。
犯罪をすると、犯した罪の罪悪感でずっと苦しむことになるから犯罪行為はしたくないのと似ている感覚です。(違うか?)
そんなことを考えて後悔しないように、やりたいことをやる人生にしたいと思いました。
自分の中でブレーキになっているものを外して、制限などなくやりたいことに取り組むようにしよう!
それが僕の人生のテーマになりました。
ここまで読んでくださりありがとうございました。