こんにちは。まんぼうです。
職住近接を続けて6年目になりました。
職住近接を取り入れると、通勤に労力を使わなくなるので多くのメリットがあります。
そんな職住近接ですが、もちろんデメリットもあるので、今回はデメリットについて10個あげていきます。
個人的には、これらのデメリットを考えてもメリットの方が圧倒的に大きいので、引き続き職住近接をお勧めしたいと思います。
メリットについては、下記の関連記事で解説しています。
関連記事:【おすすめ】職住近接で最高の生活を!職住近接のメリット11選
職住近接することのデメリット10選
1、家賃が高くなる
2、家賃を抑えると部屋のグレード下がる
3、オンオフが切り替えられない
4、運動不足になる
5、電車の中でやっていたことが出来なくなる
6、休日に職場の人と会って気まずい
7、物価が高くなる
8、社会との接点が減る
9、家が近いという理由で仕事が増える
10、定期代が出ない
1 家賃が高くなる
やはり一番のデメリットは家賃問題ではないでしょうか?
職場は都心部にあることが多いので、どうしても近くに住もうとすると、家賃相場が高いエリアから選ぶことになります。
東京都23区内でも下記の表のように、同じような部屋で3万円以上家賃相場が変わってきます。
市区郡 | 家賃相場 |
---|---|
港区 | 9.6万円 |
渋谷区 | 9.5万円 |
中央区 | 9.5万円 |
足立区 | 6.3万円 |
江戸川区 | 6.2万円 |
葛飾区 | 6.2万円 |
一般的に家賃は収入の30%が目安とされているので、7万円の家賃の部屋に住む人は手取りが22〜23万円くらいの人が多いです。
もし、これくらいの手取りで家賃10万円に部屋を借りたら、家賃は収入の45%近くになるので生活が苦しくなるかもしれません。
家賃に関しては、この差額を自分への投資と割り切って許容できるかだと思います。
2 家賃を抑えると部屋のグレード下がる
都心部で新築で広くて綺麗な物件を選ぶと、ただでさえ高い家賃がもっと高くなってしまいます。
立地が良く、家賃が安いところから探すと必然的に築30年、40年とかワンルームの狭い物件に絞られてきます。
一方同じ金額の家賃でも郊外の方が、グレードが高い物件に住むことが出来ます。
家賃は物件の周辺相場で決まるので、便利で人気のあるエリアほど高くなります。
自分の許容できる住環境と家賃のバランスを考えながら、物件を探す必要があります。
僕が最初に職住近接を意識して借りた物件は、職場から徒歩10分の東京都心の物件でした。
最寄り駅から徒歩6分、28平米くらいのワンルーム、築40年で家賃は月8.4万円でした。
そのころは社会人5年目だったので、家賃の支払いはそこまで苦しく感じなかったです。
室内はリフォームされていて綺麗でしたし、職場まで徒歩で行けるようになり、以前に比べ生活満足度が格段に上がりました。
お金と生活環境のちょうどいいバランスを探したいですね。
3 オンオフが切り替えられない
通勤時間が短くなると、さっきまで家にいたのにすぐ会社にいるという状態になります。
今までは電車に乗って徐々に仕事モードに気持ちを切り替えていた人は、少し変な感じがします。
仕事後に家に帰っても、職場から近いのでまだ仕事をしているような感覚になることもあると思います。
このオンオフ問題については、
- 通勤時間短縮によって自由時間が増えて、むしろオフが充実する
- 在宅勤務だと、ちょっとした通勤もないから仕事とプライベートの境目が無くなる
という状態になるので、職住近接はどちらの問題も解決して、良いところどりができる方法だと考えられます。
この辺は個人個人の感じ方になるかなと思います。
関連記事:【デメリット?!】職場から近いとオンオフの切り替えができないことについて
4 運動不足になる
通勤のために今まで駅まで歩いたり、自転車に乗っていたなどの運動が無くなる為、運動不足になる可能性があります。
僕は歩いて会社まで行っているので、運動不足を感じたことはないのですが、これまで通勤に多くの体力を使っていれば運動不足に感じるかもしれません。
これはシンプルに、浮いた時間で体を動かせば解決します。
運動する時間を確保して、通勤中には出来なかった筋トレやランニングを取り入れれば、より効率よく運動できるようになります。
5 電車の中でやっていたことが出来なくなる
通勤中の隙間時間は、ネットニュースを見たり、読書をしたりするのにちょうどいい時間です。
電車に乗っているので、行動が制限されるからこそ、この時間にやることを決めている人も多くいると思います。
通勤が短くなると、これまで月に数冊電車内で読書をしていたのに、しなくなった人もいるようです。
ネットニュースを見る機会も減るので、時事ネタを全然知らないようになってしまうかもしれません。
もし通勤中に行なっていたことが自分にとって必要だと思えば、それをやる時間を意識的に作る必要があります。
例えば起床時間はこれまでと変えずに、朝の浮いた30分で好きなように過ごすなど、自分の中で時間の使い方を見直しましょう。
大抵のことは通勤中に行うより、集中して取り組めると思います。
朝の電車はなかなか座れないのも集中できない理由です。
6 休日に職場の人と会って気まずい
職場がシフト制で、自分が休日でも、出勤している同僚がいるような職場の人だと起きる可能性の高い問題です。
確かに休日に、ジャージ姿でコンビニに行っているのを、わざわざ職場の人には見せたくはないですよね。
これを解決するには、職場に近すぎない場所に部屋を借りるか、職場から離れたお店まで行って買い物をすることになります。
僕は職場の人たち全員休日が同じだったので、基本会うことはなかったし、有休消化している日でも会ったことは一度もありませんでした。
7 物価が高くなる
都心部にあるスーパーだと、割高になることが多いです。
特に高級スーパーを日常使いするライフスタイルになると、食費が高くつくことになります。
僕は成城石井やマルエツプチで買い物をすることが多いのですが、離れたところのスーパーより確かに割高な感じはします。
惣菜は手頃だと思いますが、野菜とかは基本安いとは思わないです。
ただ個人的には、その分便利だし、置いてある商品のバラエティも多く満足しています。
8 社会との接点が減る
職場から近いがゆえに、どこへ行くのにも遠くへ行くような億劫な気分になります。
行動範囲が狭くなるので、人によっては家と会社の範囲でしか1週間行動してないなんてことも、ざらに起こります。
帰り道に一人で居酒屋を開拓してみようかなと出来るような人には、そんな機会が減ることになります。
また電車の中で、何気なく見ている他人や広告にインスピレーションをもらっているクリエイティブな人たちは、そういった刺激が減ることになります。
逆に家の近くはめっちゃ詳しくなります。
9 家が近いという理由で仕事が増える
残業をしても終電を気にしないので、自分の体力が持つ限り残業が出来てしまいます。
また職場の近くに住んでいるので、すぐ来れるという理由で呼び出される可能性もあります。
人によっては、思いっきり仕事ができると捉えるのか、職場に搾取されてしまうと捉えるのか別れるところです。
ただ呼び出しが多いような職場だと、自分の時間が取れなくなってしまうので、そんな環境なら職場の近くに住んでいることはあまり公表しないほうが良いかもしれません。
10 定期代が出ない
定期を持っていると、プライベートでの移動の時にも使えるので意外と節約になったりします。
職場の近くだと通勤手当てが出ないので、より移動する金銭的なハードルが上がります。
職場に近くに住むと家賃補助が出るような企業に務めている人は、とても羨ましいですね。
デメリットを見ていくと、お金に関わるものが4つ、ライフスタイルに関わるものが4つ、仕事に関わるものが2つ、という結果になりました。
まとめ:それでもデメリットよりメリットが大きい
今回は職住近接のデメリットについてあげてきました。
やはり一番ネックになるポイントは、家賃が高くなることではないでしょうか?
しかし職住近接は、非常にコスパの良い自己投資だと思います。
なぜなら支払う費用以上に、日々のストレスを避けられ、精神的な余裕が持てるようになるからです。
自分の時給が1,000円だとしたら片道1時間の通勤がなくなれば、1,000円×2時間(往復)×20日(出勤日)=40,000円になります。この40,000円から得られるメリットをどう考えるかは人それぞれです。
僕も最初に家賃が上がった時は、お金の心配がありましたが、結果今も問題なく継続できています。
しっかり支出を見直せば、赤字になることなく生活することが可能です。
僕は今回のデメリットを考えても、それ以上に職住近接によって、人生の幸福度が上がりました!
毎日の通勤が、どれだけストレスになっていたか実感しています。
すぐに引越しをするのは難しいかもしれませんが、更新や転職などタイミングがあれば、一度職住近接の生活を検討してみる価値は十分にあると思います。