こんにちは、まんぼうです。
僕は今食品業界で仕事をしているのですが、コロナ禍で様々な変化があり、日々対応に追われています。
特に外食販路の激減と、商材による需要の増減が大きな変化です。
今回は食品業界で働いている僕が感じるコロナによる食品業界の変化について書いていきます。
コロナ禍で起きた業界の変化
皆さんの記憶に新しいものといえば、昨年の緊急事態宣言後に、
食品スーパーでの買い占め起きたことが覚えていられると思います。
マスクや石鹸、トイレットペーパーが品切れしただけでなく、
食品も多く購入され需要が倍増しました。
巣篭もりの影響により食品スーパーでの購買はコロナ以前より増えています。
このようなスーパーでの需要増は、食品会社にとってはありがたいものでした。
その理由は、同時期の外食や業務向けの需要が激減してしまったからです。
スーパーの数字が前年の120~130%くらいの中、外食向けは前年の30%程度になっています。
街の居酒屋などの外食需要が減り、学校も休校になることで給食向けなど需要も無くなりました。
こういったところで残ってしまった在庫の販売先として食品スーパーがありました。
前述の通り巣篭もりによる需要増のスーパーで販売することで、
在庫ロスを減らすことができました。
需要の変化
コロナだからと言って皆さんが1日に食べる食品の量が半分になる訳ではありません。
当然胃袋の数は変わらないので、全体の消費は大きく変化しないのです。
ただ実際は全体の消費量も昨年までと比べて70%〜80%になっています。
これは様々な自粛が各方面で起こり、消費ニーズが減ったことによるものだと考えられます。
商材によっても需要の増減が大きいです。
酒類は外食での消費が大きく減り、替わりに家飲みでのニーズは増えましたが、
全体の消費量でいえば大きく落ち込んでいます。
生鮮食品も業務色が強い食材(レストランや居酒屋で出てくるような食材をイメージしてもらえれば)、
は全く売れず、一般家庭の消費が多い葉物類は好調に販売されています。
*ちなみに昨年は台風が一度も本州に上陸することがなかったとても珍しい年だったので、
作物の被害が起きず大豊作となり野菜の相場が大暴落してしまいました。
変化の必要性
需要や販売先によって大きく状況が変わってきています。
この変化に対応するべく会社や社会も変化していく必要があります。
ただ大企業ほどその変化の遅さが、バランスの悪い仕事に繋がっているのは確かです。
今まで稼いでいた売り上げが出なくなっている会社や部署
好調で伸びている会社や部署
需要が減っているところを削減して、増えているところに当てて行くのは当然だと思いますが、
社内で人員移動が起きなかったり、今まで通りのメンバーで、今まで通りの仕事をしているケースが多く見られます。
ただでさえ変化の激しい今の時代で、今回のコロナという大きな出来事による変化もあり、
個人的には新しく変化していける人がこの先活躍していける人になると思います。(当然ですが)
まとめ
今もおそらくこれからも様々な変化の真っ只中にいることになります。
正直需要減によって起きているフードロスによる欠損も大きく、
メンタルも安定しない日々を送っています。
売り上げは落とせない、だけど販売先の需要は減っている、損もできない…
いろんな問題を抱えながらこの後も仕事をして行くのでしょう。
僕が今思うのは、せっかく会社にいるんだからもっと大きくいろんな変化を考えて取り組んで行きたいということです。
フードロスが起きているなら需要と供給をもっとマッチできる仕組みを考えるとか、
より売れやすいよう中食に加工した食品提案をするとか、
思い切って既存の商材を取り扱いをやめてみる、
など変化を楽しみ、仕事をして行きたいと思います!
ではまた!
下記のサイトはECサイトで食品を販売していますので、コロナ禍でも変化に対応している良い企業だと思いました。
参考リンクを貼っておきます。
参考 コロナ影響を受ける事業者支援サイトまとめ EC・通販利用で生産者を応援impress business media