今、「職住近接」が注目される理由とは?【メリット、デメリット】

「職住近接」とは職場と住居が近いことを意味する言葉です。

最近ではこの「職住近接」を積極的に取り入れて行く人や企業が増えています。

この記事では、

・今、職住近接が注目される理由

・職住近接のメリット、デメリット

・取り組み事例

について解説していきます。

職住近接が注目される理由

理由①:通勤電車の混雑がひどいから

毎日朝の混雑した電車に乗って通勤している人も多いと思います。

毎朝こんな感じです。

東京都内の電車の混雑度を見ると、

ワースト1位は東京メトロ東西線・木場→門前仲町間で199%

2位はJR横須賀線・武蔵小杉→西大井間で197%

3位はJR総武線各駅停車・錦糸町→両国間は196%

となっています。

混雑率の推移|国土交通省鉄道局」より

実際は250%のように体を動かせない状態の混雑になっていますけどね。

長年こういった混雑に慣れている人は耐えられるのかもしれないですが、

普通の人はこんな混雑した電車で毎日通い続けるのは相当なストレスになります。

こういった通勤のストレスに多くの人が疑問を感じ、

電車に乗らなくても良い手段として職住近接を取り入れています。

ポイント

東京の通勤ラッシュは地方では考えられないほど激しい。

理由②:通勤時間が無駄だから

通勤時間というのは、仕事の時間ではないのに仕事のための時間です。

給料にならない仕事時間は無駄なので、この時間をできるだけ短くしたいと多くの人が考えています。

理想の通勤時間と、実際の通勤時間 「at home」より

ただ実際には理想の通勤時間より長い時間を、通勤に費やしています。

特に若い世代は金銭的な面から、住む場所の選択肢が少なくなり通勤時間が長くなる傾向があります。

ポイント

通勤時間はストレスがたまり、純粋に時間がなくなります。

理由③:ワークライフバランスを重視する人が増えているから

最近では働き方改革もあり、プライベートの時間をより意識した働き方をする人が増えています。

仕事も大切にしますが、プライベートの時間もそれ以上に大切に考え生活をしています。

長時間労働にならないためには、長時間の通勤を避けなくてはなりません。

通勤に30分かかる人と、通勤に1時間半かかる人では1日の自由に使える時間が1時間違います。

1日1時間あれば、家でくつろいだり、ドラマを見たり、本を読んだりする時間ができます。

ポイント

仕事もプライベートも無駄な時間を減らすよう意識する人が増えています。

職住近接のメリット、デメリット

メリット

職住近接のメリット

メリット①:通勤に使っていた時間が無くなる

メリット②:睡眠時間が増える

メリット③:ストレスが減る

メリット④:生産性を高められる

メリット⑤:リスク回避できる

メリット①:通勤に使っていた時間が無くなる

1番のメリットは、通勤に使っていた時間がなくなるので自由時間が増えることです。

少しずつの時間でも毎日積み重ねると、大きな時間になります。

毎日1時間でも自由な時間が増えて、好きなことができれば生活の満足度が大きく上がります。

メリット②:睡眠時間が増える

できた自由時間を睡眠時間にしました。

当然ですが睡眠時間はとても大切です。

忙しい人は睡眠時間を削ってしまいがちですが、睡眠不足が続くとさまざまな病気の原因になったり、

思考能力が低下してしまいます。

メリット③:ストレスが減る

通勤によるストレスが減ります。

ストレスが減ることで人生の満足度も高くなります。

逆に通勤によってストレスを日常的に受け続けると、お酒を飲みすぎたり、

買い物でストレスを発散したりしてしまいます。

メリット④:生産性を高められる

通勤に体力を使わなくなるので、その分生産性が上がります。

午前中の1時間と午後の1時間では、やはり午前中の方が体も頭も疲れていないから効率よく仕事を終わらせることができます。

通勤は思っているより、体力と頭を使う作業です。

メリット⑤:リスク回避できる

通勤することのリスクを回避できます。

通勤を減らすことで台風や地震で電車が止まってしまい、帰宅難民になってしまう可能性から避けることができます。

特に今ならウィルス感染の危険性もあるので、なおさらリスク回避もために通勤は減らしたいです。

関連記事:【おすすめ】職住近接で最高の生活を!職住近接のメリット11選

デメリット

職住近接のデメリット

デメリット①:家賃が高くなる

デメリット②:オンオフが切り替えられない

デメリット③:通勤中にやっていたことができなくなる

デメリット④:休日に職場の人と会う可能性がある

デメリット⑤:仕事が増える

デメリット①:家賃が高くなる

都心部の家賃は相場が高いです。

1番のデメリットは家賃が高くなることだと思います。

職住近接をするかは、言い換えれば家賃を環境への投資として払うかどうかということになります。

デメリット②:オンオフが切り替えられない

会社が近いとオンオフの切り替えの時間がなくなります。

会社が近いとさっきまで家にいたのに、気づいたら会社にいるような状態になります。

これまで徐々に気持ちを入れ替えていた人は、家にいてもまだ職場にいるような気持ちになるかもしれません。

デメリット③:通勤中にやっていたことができなくなる

通勤がなくなるので、今まで通勤中にやっていたことができなくなります。

電車の中ですることで1番多いのは携帯を見ることです。

朝通勤中に読書をしているような人だと、読書の時間が減ってしまいます。

デメリット④:休日に職場の人と会う可能性がある

平日に有給で休んでいる時などは、休みの日に職場の人会う可能性があります。

自分が平日に有給を使っている時や、シフト制の会社だと休日の日に職場の人と会ってしまう可能性があります。

休みの日まで会社の人と会うと気まずく感じる人も多いと思います。

デメリット⑤:仕事が増える

終電がない環境ならいくらでも仕事をしてしまうかもしれません。

いつでも帰宅できる環境だからこそ、いつまでの仕事をしてしまうことがあります。

また周囲の人も家が近いから残業しても大丈夫だよねという認識になってしまうかもしれません。

関連記事:【職住近接6年目の感想】職住近接のデメリットについて【10選】

職住近接の取り組み事例

株式会社サイバーエージェント

サイバーエージェントでは、勤務しているオフィスの最寄駅から各線2駅圏内に住んでいる正社員に対し月3万円の家賃補助を行なっています。

https://www.cyberagent.co.jp/way/info/detail/id=26074

クックパッド株式会社

会社から2km圏内に居住する社員には毎月3万円を上限に住宅補助を支給します。(2km圏内に初めて引っ越す場合、近距離奨励金20万円を別途支給します。)

https://info.cookpad.com/careers/benefits/

高島屋

高島屋では2017年から在宅勤務制度を導入し、全国20箇所にサテライトオフィスを設置しました。

https://www.sankei.com/economy/news/171017/ecn1710170009-n1.html

まとめ

職住近接が注目される理由について以上になります。

職住近接が注目される理由

理由①:通勤電車の混雑がひどいから

理由②:通勤時間が無駄だから

理由③:ワークライフバランスを重視する人が増えているから

今後もより人生の満足度をあげて行くために、無駄な時間を減らしたいと考える人は増えてきます。

そうなると職住近接が今後も、ますます注目されたライフスタイルになって行くでしょう。

ぜひ皆さんのライフスタイルにも「職住近接」を取り入れてみてはいかがでしょうか?

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