こんにちは、まんぼうです。
先日、鈴木祐さんが書かれた「最高の体調」を読みました。
以前に漫画版で読んだことがあったのですが、
内容がうろ覚えだったのでもう一度しっかり読もうと書籍を再読しました。
内容としては現代の体調不良の原因と対策について書かれていて、
特に都会で暮らすビジネスパーソンには大いに参考になる内容だと思います。
今回は本の概要と感想を書いていきます。
現代の人は文明が発達したにも関わらず、
体調不良などに苦しみ幸福からは程遠いところにいる。
不安や身体の炎症により引き起こされる身体の不調こそが文明病である。
ストレスにより体内で起こる炎症が身体の不調や、慢性的な疲労感の原因となっている。
その解決の為に注目するべきは腸、自然、ストレス、人間関係。
腸
腸の役割は栄養を取り込むのと同時に細菌など外敵と戦うことである。
腸内細菌を増やして免疫システムをあげることでアレルギーや疲れやすさの解消につながる。
腸内細菌を増やすには、発酵食品や食物繊維を摂取する、新鮮な空気を取り入れることが有効である。
自然
自然との触れ合いにより副交感神経を刺激しリラックス効果が得られる。
現代は歴史的に今までにないほど自然と切り離された存在になっている。
このことにより自然から得られる刺激がなくなり、感情システム(心の動き)が機能しなくなっている。
解決策としては、偽物でも自然の音や自然画に触れる、太陽の光を浴びる、観葉植物を置く、アウトドアに行くこと。
ストレス
ストレスによって様々な病気を発症して人間は死んでいる。
睡眠不足により蓄積した疲れやストレスが身体を破壊する。
睡眠環境の改善を行うことがストレス軽減に必要なこと。
睡眠環境の改善のために、日中にできるだけ日の光を浴び、就寝時はできるだけ照明を暗くする。
日中のスマホの使い過ぎやSNSの使用も控えると睡眠改善に役立つ。
ストレス解消のためには、ストレスを感じたときに自分の感情の受け取り方を変えたり、ウォーキングするのも効果的である。
人間関係
良い人間関係が及ぼす健康への影響は、禁煙やダイエットより大きい。
孤独からくる炎症は、体調を崩し脳の機能を低下させてしまう。
現代人はぼんやりとした未来への不安を常に抱えている。
不安はパフォーマンスの低下と人生の質の低下に大きく影響を及ぼしている。
未来の不安への対処法としては、未来と現在の自分の心理的距離を近づけることが有効である。
不安については、価値、畏敬、観察、遊びに注目する。
価値
価値観はすべてのモチベーションに繋がるものである。
価値観が明確な人は自然と健康的な食事と運動をしている。
畏敬
人間は畏敬の経験をするほど体内の炎症レベルが低くなる。
大自然の中を歩いたり素晴らしい景色を見ることでポジティブな感情が湧き上がり健康や長寿に大きな影響を与える。
畏敬の感情を起こしやすいものとして自然、アート、人がある。
観察
瞑想を行い自己観察をすることで薬物治療と同じレベルで不安や鬱の症状が緩和される。
部屋の掃除や皿洗いなど日常の家事で、ただひたすらに作業に集中することでもマインドフルネスの効果が得られる。
遊び
狩猟採集民である我々人間は、生活イコール遊びで生きること自体が遊びである。
人間の遊び心は幸福度と高い相関関係がある。
なんとなく体調が良くないと感じていたのは正しかった。
休みの日にいくらしっかり寝ても疲れが取れた気にならないし、
社会人になってから身体が重くなったように感じていました。
その原因はおそらくこの本に書かれているような、文明病にしっかりとなってしまっているからだと思います。
24時間スマホで連絡が取れることで、どこにいても仕事の連絡がきます。
都心部に住んでいることで自然と触れ合う機会はほとんどなく、
コンクリートのビルに囲まれた中で365日を過ごしてきました。
そんな生活を続けていると、何が原因で疲れているのか理由はわからないけどなんか疲れている…
そんな状態が続いていました。
これからはアウトドアに出かけて、自然に触れる時間を作り身体に溜まっているストレスを減らして行くよう行動して行きたいと思います。
昔と今の人間の違いとは。
文明が発達するまでは夜はこんなに明るくなかったし、街なんて存在しませんでした。
一日中座っていたり、短い睡眠時間で生活したりはしていなかったです。
そんな新しい環境の中で暮らしている現代の人は、
身体の進化が環境の進化に追いついておらず文明病になってしまいます。
便利になっているものはもちろん取り入れて行きたいですが、
なんでも過剰になっている今の世の中なので、
あえて取り入れないものや減らすものを決めるのも大事なことだと思います。
最高の体調を取り戻したい方は是非読んでみてください。
ではまた!